合成樹脂製可とう電線管(PFD管)【電材まとめ】

合成樹脂製可とう電線管(PFD管)【電材まとめ】

このページでは、「合成樹脂製可とう電線管(PFD管)」についてまとめています。

 

合成樹脂製可とう電線管(PFD管)

画像:パナソニック(株)様 ホームページより引用(パナフレキPV)

PFD管とは、合成樹脂製可とう電線管の一種です。
合成樹脂製可とう電線管はPF管とCD管に分けられ、さらにPF管を単層構造のPFSと複層構造のPFDに分けられます。

合成樹脂製可とう電線管解説

PFD管はPF管を二重(二層)にしたものという認識でOKです。
PF管は耐候性がありますが、単層構造です。
PFD管は複層構造なので、さらに耐候性が増します。
太陽光発電設備や防犯カメラ設備など、長年直射日光が当たるような過酷な環境下で力を発揮します。
中でも黒色のPFD管が最も耐候性が高く、耐変色性に優れている仕様となります。

PFD管は、合成樹脂製の手で曲げることができる電線管です。
他の電線管と比べると軽く、1巻がコイル形状なので持ち運びがしやすいことと、簡単に切断ができることから施工性が高い電線管です。

PFD管は、そのままのPFD管や二重管と呼ばれることが多く、PFD16のように「PFD(二重管)+サイズ」で呼ばれます。

PF管と同じく耐候性があり、自己消化性をもっています。
単体で使用することもありますが、硬質ビニル電線管などと組み合わせて使用することも多くあります。

耐候性とは?

太陽光(紫外線)や熱、雨水によって、変形や変色、劣化等を起こしにくい性質。

自己消化性とは?

熱源が無くなった際に、自ら消化する性質。
火に触れていると燃え続けますが、火が消えると次第に消化していきます。

 

合成樹脂製可とう電線管(PFD管) 仕様一覧

ポイント
  • 規格:JIS C 8411
  • 電材屋によって、在庫を置いているか置いていないか差のある電材です。
  • 定尺の1巻での販売となります。
    →電材屋が在庫を持っていても、切断はしてくれないと思います。

 

スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

呼び外径(mm)近似内径(mm)長さ(m/把)重量(kg/把)
1421.514509.8
1623.016508.9
2230.5225012.9
2836.5283010.0
3039.0303010.0
3645.536308.7
4252.0423010.0

引用:未来工業(株)様 電設資材総合カタログより一部抜粋

メーカーによって、ラインナップされているサイズが異なってきますので、各メーカーの仕様を確認ください。

 

メーカー 一覧

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※追加が必要と思われるメーカー様がありましたら、お問い合わせDM(Twitter)からご連絡ください。

 

元電材屋営業マンの一言メモ

一言メモ
  • サイズの暗記は必須。
  • 1巻のm数の暗記も必須。
  • PFD管の呼び=内径(PFD16→16mm)
  • 投げたり転がしたり、結構雑に扱われる。
  • PFD管=未来工業の印象が強い。
  • 大型現場だと大量に必要、トラックの荷台がすぐにいっぱいになる。
  • パナソニックにはPFDとPVタイプあり。

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アシスライヴ

アシスライヴ

電気工事業と電材屋は「対等なビジネスパートナー」の関係がベスト!15年の電材商社営業経験をもとに、電気工事に特化したコンサルティングを行っています。中でも「仕入れのデータ分析」に自信を持っています。 このサイトは、電材の最新情報や電気に関することを発信。目指すは各メーカーを横断する、電気工事に関することのデータベースサイト。

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