【5分でわかる】低圧、高圧、特別高圧の違いとは?

【5分でわかる】低圧、高圧、特別高圧の違いとは?

このページでは、「強電と弱電の違いとは?」について解説しています。

 

低圧、高圧、特別高圧の違いとは?

簡単にわかりやすく解説をすると、
電圧によって、以下の3つの種類に分けることができます。

スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

低圧高圧特別高圧
交流600V以下600V超〜7,000V以下7,000V超
直流750V以下750V超〜7,000V以下7,000V超
定格出力50KW未満50KW以上2,000KW以上
主な用途一般家庭
小規模施設
工場
電柱間の送電線
中規模施設
工場
発電所
変電所
大規模施設
工場

以下、もう少し詳しく解説をしていきます。

 

電力の基礎知識

そもそも電力は、火力発電所や水力発電所、原子力発電所などの発電所で作られています。
その電力を送電線で送られ、各変電所を経由し、使用者に届けられています。

電力の基礎知識

 

低圧とは?

低圧は、

  • 600V以下の交流電圧
  • 750V以下の直流電圧
  • 主に一般家庭、小規模施設や工場で使用されています。

私たちが日々の生活の中で、一番使用しているのがこの低圧です。
一般家庭のコンセントや照明器具は、この低圧を利用しています。
低圧は電圧を変換せず、そのまま使うことができます。

 

高圧とは?

高圧は、

  • 600Vを超え、7,000V以下の交流電圧
  • 750Vを超え、7,000V以下の直流電圧
  • 主に電柱間の送電線、中規模施設や工場で使用されています。

主に電柱でつながれている配電線に使用されています。
柱上変圧器もしくはキュービクルを経由することによって、100Vや200Vに変換して使用しています。

高圧とは?

 

キュービクルとは?

キュービクル式高圧受電設備とは、自家用電圧変換設備のことです。
高い電圧を適した大きさの電圧に変換する機器を内蔵している設備で、使用可能な電圧に調整する役割があります。
キュービクルがあれば高圧で、なければ低圧と覚えておけばOKです。

 

特別高圧とは?

特別高圧は、

  • 7,000Vを超える交流電圧
  • 7,000Vを超える直流電圧
  • 主に発電所や変電所、大規模施設や工場で使用で使用されています。

大量の電気が必要な大規模工場などで使用されています。
送電線を引き込むために、鉄塔などが必要になってきます。

 

この記事を書いたのは・・・

アシスライヴ

アシスライヴ

電気工事業と電材屋は「対等なビジネスパートナー」の関係がベスト!15年の電材商社営業経験をもとに、電気工事に特化したコンサルティングを行っています。中でも「仕入れのデータ分析」に自信を持っています。 このサイトは、電材の最新情報や電気に関することを発信。目指すは各メーカーを横断する、電気工事に関することのデータベースサイト。

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