ビニル被覆金属製可とう電線管(防水プリカ)【電材まとめ】

ビニル被覆金属製可とう電線管(防水プリカ)【電材まとめ】

このページでは、「ビニル被覆金属製可とう電線管」についてまとめています。

 

ビニル被覆金属製可とう電線管の特徴

画像:パナソニック(株)様 ホームページより引用

ビニル被覆金属製可とう電線管は、電線管の一種です。

「可とう」とは、手で曲げることができることを指しています。
施工が難しい機械周りや複雑な曲げ加工の必要な場所におすすめです。
また単体で使用することもありますが、厚鋼電線管などと組み合わせて使用することも多くあります。
ビニル被覆金属製可とう電線管は、金属製可とう電線管の表面に樹脂コーティングを施したもので、耐食性・防水性・耐化学薬品性が強化されています。

ビニル被覆金属製可とう電線管は防水プリカと呼ばれることが多く、#17防水プリカや#24防水プリカと「サイズ+防水プリカ」で呼ばれます。

プリカという呼び名は、実は(株)三桂製作所の商品名です。
パナソニック(株)の商品名はハイフレックスとなっています。
ビニル被覆金属製可とう電線管を防水プリカと呼ぶ方が多く、「パナソニックの#17防水プリカ」と注文する方も多くいます。

またビニル被覆金属製可とう電線管は、金属製可とう電線管の1種です。

  • 防水プリカ = ビニル被覆金属製可とう電線管
  • 非防水プリカ = 金属製可とう電線管

と覚えておけばよいでしょう。

三桂製作所には、耐寒耐候、環境配慮/高難燃タイプもあります。
パナソニックには、グレイとクリームグレイの2色ありますが、グレイが標準色となっています。

 

ビニル被覆金属製可とう電線管 仕様一覧

ポイント
  • 規格:JIS C 8309
  • 電材屋の多くが、定番商品として各サイズを常時在庫しています。
  • 基本的には定尺での販売となります。
    →電材屋が在庫を持っていれば、切断をして販売をしてくれます。

 

スマホの場合は、右にスクロールすることができます。

呼び外径(mm)内径(mm)1巻長さ(m)質量(kg/巻)質量(kg/m)適合(E/C)適合(G)
1014.99.25013.90.27
1217.711.45018.50.37
1520.614.15020.00.40
1723.116.610/5022.20.44E19/C19G16
2430.423.810/2514.70.59E25/C25G22
3036.529.310/2520.20.80E31/C31G28
3844.937.110/1515.81.05E39/C39G36
5056.949.110/1519.61.31E51/C51G42
6371.562.61017.41.74E63/C63G54
7685.376.01022.82.28E75/C75G70
8390.981.01024.22.42G82
101110.1100.21028.52.85G92・G104

引用:パナソニック(株)様 電設資材総合カタログより一部抜粋

 

メーカー 一覧

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元電材屋営業マンの一言メモ

一言メモ
  • サイズの暗記は必須。
  • 1巻のm数の暗記も必須。
  • 防水プリカの呼び=内径(#17防水プリカ→16.6mm)
  • 切断をする時に、鉄粉が目に入ることがある。
  • 切断をする時にはプリカナイフを使用。
  • #17の防水プリカの注文で、パナソニックを納品したら、防水プリカ=三桂製作所だろと少しイジワルな電気工事屋もいる。
  • DA2+サイズはパナソニックの防水プリカ
  • PV+サイズは三桂製作所の防水プリカ

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アシスライヴ

アシスライヴ

電気工事業と電材屋は「対等なビジネスパートナー」の関係がベスト!15年の電材商社営業経験をもとに、電気工事に特化したコンサルティングを行っています。中でも「仕入れのデータ分析」に自信を持っています。 このサイトは、電材の最新情報や電気に関することを発信。目指すは各メーカーを横断する、電気工事に関することのデータベースサイト。

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