このページでは、「金属製可とう電線管」についてまとめています。
金属製可とう電線管の特徴
金属製可とう電線管は、電線管の一種です。
「可とう」とは、手で曲げることができることを指しています。
施工が難しい機械周りや複雑な曲げ加工の必要な場所におすすめです。
また単体で使用することもありますが、ねじなし電線管などと組み合わせて使用することも多くあります。
金属製可とう電線管はプリカと呼ばれることが多く、#17プリカや#24プリカと「サイズ+プリカ」で呼ばれます。
プリカという呼び名は、実は(株)三桂製作所の商品名です。
パナソニック(株)の商品名はハイフレックスとなっています。
金属製可とう電線管をプリカと呼ぶ方が多く、「パナソニックの#17プリカ」と注文する方も多くいます。
また金属製可とう電線管は大きく2つに分けることができます。
- 非防水プリカ = 金属製可とう電線管
- 防水プリカ = ビニル被覆金属製可とう電線管
と覚えておけばよいでしょう。
金属製可とう電線管 仕様一覧
ポイント
- 規格:JIS C 8309
- 電材屋の多くが、定番商品として各サイズを常時在庫しています。
- 基本的には定尺での販売となります。
→電材屋が在庫を持っていれば、切断をして販売をしてくれます。
スマホの場合は、右にスクロールすることができます。
呼び | 外径(mm) | 内径(mm) | 1巻長さ(m) | 質量(kg/巻) | 質量(kg/m) | 適合(E/C) | 適合(G) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
10 | 13.3 | 9.2 | 50 | 10.7 | 0.21 | – | – |
12 | 16.1 | 11.4 | 50 | 14.3 | 0.28 | – | – |
15 | 19.0 | 14.1 | 50 | 15.3 | 0.30 | – | – |
17 | 21.5 | 16.6 | 10/50 | 16.5 | 0.33 | E19/C19 | G16 |
24 | 28.8 | 23.8 | 10/25 | 11.2 | 0.45 | E25/C25 | G22 |
30 | 34.9 | 29.3 | 10/25 | 15.7 | 0.62 | E31/C31 | G28 |
38 | 42.9 | 37.1 | 10/15 | 11.2 | 0.74 | E39/C39 | G36 |
50 | 54.9 | 49.1 | 10/15 | 14.2 | 0.94 | E51/C51 | G42 |
63 | 69.1 | 62.6 | 10 | 12.1 | 1.21 | E63/C63 | G54 |
76 | 82.9 | 76.0 | 10 | 16.0 | 1.60 | E75/C75 | G70 |
83 | 88.1 | 81.0 | 10 | 16.6 | 1.66 | – | G82 |
101 | 107.3 | 100.2 | 10 | 19.6 | 1.96 | – | G92・G104 |
引用:パナソニック(株)様 電設資材総合カタログより一部抜粋
メーカー 一覧
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元電材屋営業マンの一言メモ
一言メモ
- サイズの暗記は必須。
- 1巻のm数の暗記も必須。
- プリカの呼び=内径(#17プリカ→16.6mm)
- 切断をする時に、鉄粉が目に入ることがある。
- 切断をする時にはプリカナイフを使用。
- #17のプリカの注文で、パナソニックを納品したら、プリカ=三桂製作所だろと少しイジワルな電気工事屋もいる。
- DA1+サイズは、パナソニックのプリカ
- PZ+サイズは、三桂製作所のプリカ
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この記事を書いたのは・・・
アシスライヴ
電気工事業と電材屋は「対等なビジネスパートナー」の関係がベスト!15年の電材商社営業経験をもとに、電気工事に特化したコンサルティングを行っています。中でも「仕入れのデータ分析」に自信を持っています。 このサイトは、電材の最新情報や電気に関することを発信。目指すは各メーカーを横断する、電気工事に関することのデータベースサイト。