このページでは、「厚鋼電線管」についてまとめています。
厚鋼電線管の特徴
厚鋼電線管とは、管端にねじが切られている電線管です。
G管、Gパイプとも呼ばれていて、G16やG22といった「G+サイズ」で呼ばれることもあります。
厚鋼電線管は板厚が厚いのが特徴で、強い衝撃から電線やケーブルを守ることができます。
また防爆工場や屋外など、過酷な環境下でも使用可能です。
メーカーによっては溶融亜鉛メッキ+特殊保護被膜の厚鋼電線管と溶融亜鉛メッキ仕上げの厚鋼電線管の2パターンあります。
厚鋼電線管の付属品は、ねじが切られているため、専用のものを使用します。
厚鋼電線管 仕様一覧
ポイント
- 規格:JIS C 8305
- 定尺:3,660mm
- 電材屋の多くが、定番商品として各サイズを常時在庫しています。
スマホの場合は、右にスクロールすることができます。
呼び | 外径(mm) | 厚さ(mm) | 質量(kg/本) | 質量(kg/m) | 1束本数(本) | 1束質量(kg) | 大結束数(本) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
G16 | 21.0 | 2.3 | 3.88 | 1.06 | 10 | 38.8 | 250 |
G22 | 26.5 | 2.3 | 5.01 | 1.37 | 7 | 35.1 | 175 |
G28 | 33.3 | 2.5 | 6.95 | 1.90 | 5 | 34.8 | 125 |
G36 | 41.9 | 2.5 | 8.89 | 2.43 | 3 | 26.7 | 75 |
G42 | 47.8 | 2.5 | 10.2 | 2.79 | 3 | 30.6 | 75 |
G54 | 59.6 | 2.8 | 14.3 | 3.92 | 1 | 14.3 | 50 |
G70 | 75.2 | 2.8 | 18.3 | 5.00 | 1 | 18.3 | 40 |
G82 | 87.9 | 2.8 | 21.5 | 5.88 | 1 | 21.5 | 30 |
G92 | 100.7 | 3.5 | 30.7 | 8.39 | 1 | 30.7 | 20 |
G104 | 113.4 | 3.5 | 34.7 | 9.48 | 1 | 34.7 | 20 |
引用:パナソニック(株)様 電設資材総合カタログより一部抜粋
メーカー 一覧
※全てのメーカー様を紹介できていません。
※追加が必要と思われるメーカー様がありましたら、お問い合わせ、DM(Twitter)からご連絡ください。
元電材屋営業マンの一言メモ
一言メモ
- サイズの暗記は必須。
- 1束の本数の暗記も必須。
- G管の呼び=内径(G19→16.4mm)
- トラックに載せる時、雑に積みがち。最悪の場合、電線管が凹む。
- 1束をまとめてあるバンドを切るときにレースウェイを使いがち。
- 厚鋼電線管の1束は本当に重いからバラで注文OK!
- 電材屋の営業マンは社内研修でG16を1束を担いで移動するテストをさせられる。
※お役立ち情報やあるあるネタがある場合は、お問い合わせ、DM(Twitter)からご連絡ください。
この記事を書いたのは・・・
アシスライヴ
電気工事業と電材屋は「対等なビジネスパートナー」の関係がベスト!15年の電材商社営業経験をもとに、電気工事に特化したコンサルティングを行っています。中でも「仕入れのデータ分析」に自信を持っています。 このサイトは、電材の最新情報や電気に関することを発信。目指すは各メーカーを横断する、電気工事に関することのデータベースサイト。